閉店10分前

snack212005-05-12

一昨日早い時間にお客様が途切れてしまいました。12時に帰ろ!後片付けをしているとドアをノックする音、開けてみますと女性のお客様・・・「○○○です」深夜に女性お1人なので驚いてしまいました。実は15年前よりご来店頂いていましたお客様で昨年夏に53歳で急逝されました方の奥様だったのです。見違えるくらいに細く美しく成られたので・・・
ご主人様が生前、お誕生日とかに1・2度ご一緒にご来店くださっていただけで、お1人で
思い切ってきて頂いたようです。すぐさまご主人様の想い出話。「仕事、仕事で遅くなって
家族と居るより会社の方と居る方が多かった」「でも未だに会社の方達に気にかけて下ってお電話も頂くのですよ」「娘が成人式の前に写真を先撮り、其処の白川の巽橋の袂で撮りましたの」「どうして生き急ぎをしたのか知ら」「道でご夫婦が歩いておられるのを見ると私にはもうあの姿は無いのだなーと思います」「写真を整理しましたら20歳位だった主人の写真なんかも出てきました」「今も主人の写真を毎日バックの中に入れて持って歩いているのですよ」私も奥様にお店の中だけの事ですが「こうだった・あーだった」といっぱい想い出話をして差し上げました。閉店時間を過ぎても矢張りこの奥様のお話をいっぱい聞いて上げる事が慰めに成るかと思い2時前まで話し込みました。お亡くなりに成りました後成人に成っていらっしゃいますが子供さんがお二人・・・心細いご心痛を察し長いお手紙を差し上げ「何時か又落ち着かれましたらお1人ででも21世紀にお話に来て下さい」と書いておきました。「勇気出して着て良かった一人ではこんな所へは来た事が無かったので」私も大先輩として言って上げましたこと「子供さんの成長と又何れご結婚をされるのを夢見ながら強く生きて下さい。そして子供さんたちはお母さんが元気ないのが一番心配するから明るくね
」と言いました。簡単に言いましたが1年・・・2年は淋しいですよね。