先斗町の雪洞が・・・

snack212012-06-07

開店22年、日祝以外、毎日同じ時間にお店に入り(5時半)一度は3階から鴨川を眺めます。
東岸は入梅前の爽やかな風に桜と柳の木が交互に新緑に。川の水はせせらぎの音が聞えるほどの水量です。西岸土手には、若いカップルが腰を下ろし夕闇迫る頃には間隔が1・5メートルに成り数年前に「此処で座ったカップルは別れる!」と若いスタッフが言ってた事が有りました。
私も数十年前に座った場所でしたが・・・?

この惚れ惚れの場所に夕日が落ちる頃に再度眺めますと真向かいの先斗町のお料理屋さんの「納涼床」の雪洞に火が点り四条大橋の南の団栗橋の方から北方向の三条大橋まで、其れは々々美しい光景です。
床にはもうお客様がお座りに成るのが見えていました。何時間この場所に居ても飽きないわ・・・

6時半過ぎ花柳流1番弟子!の「チーちゃん」から電話!「ママお師匠さんがお友達を連れて7時過ぎ行かれます」
やがて時間にお2人で・・・お家がお隣同士で、お師匠さんを小学校の頃からご存知の81歳のご夫人(先日880歳)の同窓会のタイトルで日記を書かせて頂きました方と同じ年ですね。
21世紀から少しの所の西木屋町にお住まいですがお近くとは言え皆様の年齢で夜スナックへご来店下さるとは・・・私も十数年後同じ位の歳に成ってこの時間に祇園河原町まで遊びに来られるか自信ないですがね。(多分無理!)


さてカラオケタイムに致しましたら曲は「新曲」でナツメロは皆無。ノラ、さくら道、安芸の宮島、白雲の城、他数曲をとても大きな美しい声でご披露頂きました。お師匠さんも清元、長唄常磐津など習得ですのでその素晴しいお声で「ベッサメムーチョ・河内おとこ節、くちなしの花」・・・(裏声が出ないように成った)と歎きながら・・・何の何の立派に出ていましたのに。

カウンターのお客様が「何と色気のある声」と感嘆。本当に女性がお店に入って頂きますと店内が和みますね。
若いお方も必ず参ります80歳代・・同じ年齢の高校同窓生11名(880歳)といい今夜のご夫人といい努力有るからこそ、このお元気さ!
この年齢に成って考えるのでなくて今から80歳で出来る事を計画して今実行する事ですね。

良いお手本を皆様から頂き勉強になります。
(写真はお店から1分の白川の桜並木通りで正に新緑で人力車が引っ切り無しに・・・)