あの人は今!

snack212013-02-27

2005年5月12日、タイトルは「閉店10分前」   (約8年前の日記です)
早い時間にお客様が途切れてしまいました。12時に帰ろ!後片付けをしているとドアをノックする音、開けてみますと女性のお客様・・・「○○○です」深夜に女性お1人なので驚いてしまいまました。
実は15年前開店時よりご来店頂いていましたお客様で、昨年夏にに53歳で急逝されました方の奥様だったのです。見違えるくらいに細く美しく成られたので・・・
ご主人様が生前、お誕生日とかに1・2度ご一緒にご来店下さっていただけで・・・お1人で思い切って来て頂いたようです。すぐさまご主人様のの思い出の話「仕事、仕事で遅く成って、家族と居るより会社の方と居るほうが多かった」「でも未だ会社の方達に気にかけて下さってお電話も頂くのですよ」「娘が成人式の前に写真を先撮り、此処の白川の巽橋の袂で撮りましたの」「どうして生き急ぎをしたのか知ら」
「道でご夫婦が歩いて居られるのを見ると、私にはもうあの姿は無いのだなあと思います」
「写真を整理しましたら20歳位だった主人の写真なんかも出てきました」「今も主人の写真を毎日バックの中に入れて持って歩いているのですよ」
私も奥様にお店の中だけの事ですが「こうだった。あーだった」いっぱい想い出話をして差し上げました。
閉店時間を過ぎても矢張りこの奥様のお話をいっぱい上げることが慰めに成るかと思い2時まで話し込みました。
お亡くなりになりました後、成人に成っていらっしゃいますが子供さんがお2人・・・心細い、ご心痛を察し長いお手紙を差し上げ「いつか又落ち着かれましたら。お1人でも21世紀にお話に来てください」と書いておきました。
「勇気出して来て良かった。1人ではこんな所へは来たことが無かったので」
私も先輩として言って上げました事「子供さんの成長と又、何れご結婚されるのを夢見ながら、強く生きて下さい。
そして子供さん達はお母さんが元気無いのが一番心配するから、明るくね」と言いました
簡単に言いましたが1年、2年は寂しいですよね。

2013年、今彼女はご主人様の会社でお勤めをする様になり少し太って・・・(ごめんねー)頑張っています。
この人未だご主人様の写真をバックの中に入れてるのでしょうか?
横浜まで娘さんとEXILEのライブに行ったとも昨年聞いたなーーー。
ゴルフも始めたし・・・先日私と一緒にラウンドした時・・・「○○子さん!冗談じゃなくご主人様の墓地のほうに向かって「お父さん早くに1人にしてくれて有難うって言いなさい」」
4人で大笑い!こんなもんですえー。