祇園繁華街のサギは・・・

snack212004-09-09

新聞に7月の「おれおれサギの被害額が17億円・・」悔しさも治まったけれど言うまいと決めていたが6月23日お客様をお迎えする準備も済み携帯のメール打ちを始めた7時45分店の電話が鳴りました。「はい21世紀で御座います」「ママか、誰か判るかー」少し間をおいて私は「Fさん?」男は「うんそーや店忙しいか」「うんん、どんな暇ですか」「Fさんスミマセンこの間の6月20日の京都五花街の発表会京都会館に芸姑Sさんの踊り見に行って上げられたのでしょ。其の時21世紀にきて下さったのでしょ。日曜なので休んでいて申し訳有りませんでしたね」男は「そんな事はエエねん。処でママ頼みが有るのやけれど僕の連れが京都に行って車で事故を起こして修理代を持ちあわせが無いので用立ててくれないかなー。其のお金は僕が京都に行く時に持っていくから。その男が後で21世紀へ飲みに行く、そのお金はチャント払うから」私は「ゴメンネーFさん私今日デパートでレンズ他大きなお金使って持ち合わせはお釣り銭だけ
しか無いわ」「少しでもいいから」「そしたらどうしたらイイの」「その男が今タクシーでそちらに行くから」「その人私の顔知らないのに」男「21世紀のママですかと尋ねるから今から5分後に行くから」私はお釣り銭の中から新札5千円札数枚を握って下へ。8時丁度薄明るい。未だ誰も居ない。暫くすると男性が近付き「21世紀のママですか?」「私買い物をしたから持ち合わせは無いの」「うん、聞いています、後で飲みに来ますから」と言いタクシー待たせていますと次の通りへ。話すときその男は私の顔と同じ高さに顔が有った・・・Fさんのお友達にしたら貧弱とフッと思い・・・少し変と・・・Fさん京都に来れれてるのかな?・・ちょっと変。携帯に電話を入れることに
気が付き「Fさんですか今21世紀に電話頂きましたか?」「いやーしてないよ家でお
酒飲んでうたた寝していたよ」「スミマセン私サギに合った見たい又今度言います」と言って電話を切りました。さードウショウ!警察(知り合いの捜査二課)に電話・・・
「ヒントを全部与えていますね」と言われました。「誰かわかるかー」に「Fさん?」と。でも予約とかで電話を頂く方10人中5人まで「ママ誰か判るかー」なのです。名前を言わないと失礼なのと・・・でも大抵わかる中一人か二人判らないときも有って「
判りません」と答えた時も有りました。「○○や、これから5人空いていますか」とか
今度のこのサギ犯は本当にFさんに声が似ていたので・・・「うん!そーや、店忙しいか」は無いやろー!お金を取りに来た男は顔を覚えているので12時店が終ったら祇園中探して歩こうかと思いました。何で私が騙されたのかと悔しくて、くやしくて・・・
疲れ切って帰りました。これがサギの手か・・・二人組、取りに来た男は背が低く頭髪はオールバックでもなしオカッパ。目はパッチリでもなし細い目、口は薄っぺらい!で
もスーツにネクタイ姿。こんな顔がサギの顔なのか・・・もう疲れた、兎に角こんな疲れた夜は無かった。何時もデジカメをもって歩くのに・・・縄手通りのタクシーを待たせているといった所まで付いていけばよかった。私が悪いのはFさんが大阪の方で茶道の世界に居られ庵を持っておられその上京都にお住いのお客様と同窓生だったので信用してしまった事。お連れ様が可哀想と・・・友達に言われたのは「何で修理代がそんな金額で納まるかいな。修理代なんか直ぐに払わなくていいのに」車の運転もしないから・・・悔しいの一言、その日は結局朝まで一睡も出来なかった。不況だからこんな事こんな時間に1件成功したから今夜はこの犯人祇園中電話している、そして次の日は他府県に移動。ママさん方気をつけて「ママ誰か判るかー」に水商売の店には「オレオレ」じゃーない事。犯人は店の看板を見て「104」で調べ電話をすると言うのも聞きました。
      (写真は祇園縄手の郵便局)