伝統芸能   能鑑賞

snack212004-09-23

23日祝日。自宅近くの御香宮神社で年中行事の蝋燭能が上演され鑑賞することに成りました。5時始、宮司さんによって舞台に向かいお祓いが行われました。雲行きもすこし暗いかなと思っていましたがお祓いが終ると同時に雷一つ!観能の人々の一瞬の驚きの声!やがてお能「通小町」が始まるやポツリ、ポツリ雨。2・3分も経つや大粒の雨。私はテントの真ん中に居たので慌てる事無く座ったまま。200人程の方は傘をさして見て居られましたが豪雨に変わり雷雨に成りました。それでも舞台ではお能が行われています。鼓、地謡さんの声がかすかに聞こえるばかりで雷雨がお能を消してしまいました。とうとう傘をさして見ていた150人程の観客は空席に成り舞台の下の観客の足元は川の様に泥流です。1時間足らずで雨は嘘のように止み蝋燭能の「火入れの儀」舞台の周りが蝋燭の明かりで幽玄の世界。次は狂言、茂山七五三、茂山逸平
茂山宗彦さんの「雁礫」今若い人達に大人気の逸平、宗彦さんです。よくお声が通ってわかり易く楽しく見せて頂きました。仕舞、「班女」(ハンジョ)「善界」(ゼカイ
)最後にお能の「藤」で8時過ぎに終演でした。私には能は難しいの一言。勉強不足だからです。お能室町時代に始まった古典芸能の一つで矢張り中国から来たようです。大和から京都に進出1374年に時の足利三代将軍に認められたらしいです。昭和34年にフランスの文化使節団として来日した人々が能を見て「死ぬほど退屈した」と放言、さらにこの人達は「犯罪者を刑務所に入れるよりは何年間か能を見せた方がはるかに懲罰的で効果的だろう」と言ったとか。笑えるが・・・立派な古典芸能ですがわからなかった人には・・・言えない、言えない・・・
      (写真は御香宮神社能舞台です)