奈良の鹿

snack212004-10-02

朝8時過ぎから所用有って奈良に出かけました。中秋の名月も10月に入ってやっと見られ今朝は一段と涼しくなりヤッパリ秋が有ったのですね。奈良に下りてタクシーで目的地に向かう奈良公園の道路で50メートル先に高齢の鹿がドタリ、ドタリと横断歩道では無い所を渡って来るでは有りませんか。惹かれないかなー。隣の車の運転している人も大丈夫かなー。鹿を撥ねないかなー。私は中腰になって固まっているとタクシーさんも他の車の方も皆さん止まりました。ホント堂々とドタリ、ドタリでした。発車した途端運転手さんが「奈良は鹿が優先なのですよ」と言って「鹿を見ているとね若い新婚の鹿2頭がピッタリ寄り添って離れず歩いていたり」「恋の相手を探して近付きたがって居る鹿が居たり」私は「微笑ましいですね。人間と一緒ですね」と言えば「でもね今の鹿は昔と変わりましたよ。雄が雌を呼ぶのに鳴くと若い雌鹿が凄い勢いで逃げて行くのですよ。何匹もが・・・」私は大笑いをしました。大昔春日大社の神さんが白い鹿に乗ってやって来たと言う言い伝えから神のお使えとして手厚く保護して30頭位から80頭今では1200頭程居るらしいです。午後3時頃再度公園を通リましたが数匹しか見かけなく何処で寝るのかと考えている内にお店に出る時間に成りました。偶然か一番にご来店のお客様は奈良の田原本の方で又私の質問攻め「奈良駅に鹿の角きりの行事のポスターが貼って有りましたが何月に開催ですか」と尋ねましたら「今日2日(土)3日(日)9日(土)10日(日)ですよ」と教えて頂きました。テレビでしか見たことが無いのですが1671年に当時は鹿の管理を興福寺さんが奈良奉行所の立会いで角きりが行われたのと・・・人に怪我をさせたり鹿同志が角で付き合い死傷したからです。「鹿の角きり神事」の見学は確か600円で見られるとか。可哀想な気がしますが鹿にとっては追いかけられるのは恐ろしいですが切られているのは痛くないのですって・・・奈良では3月に若草山で鹿煎餅投げ大会も有りますね。観光客の為のイベントでしょう、他府県では「梅干の種の飛ばす大会」「納豆飛ばし」「枕飛ばし」等。やっと涼しく成って生き返りましたので奈良をゆっくり散策したいわ。