旧正月

snack212005-02-09

毎年旧正月の日にちは変わりますが2005年は2月09日です。旧正月のお祝いは国や各県、地域によって行事は異なりますがお客様が教えて下さいました。「僕の地域では神社で「八十路の祝い」という行事が行われ住民600人ほどの中で毎年5・6めいの老人が受けられ、神社の祭壇に黒の礼服に白のネクタイの姿で神主さんのお祓いが有り「貴方の八十路は大変苦労が有りました。家を守り、家族を守り、田、畑の作業に日々苦労をされました。この人生の道のりは決して楽な事は有りません。これからも余生を元気で過ごして下さい」・・・と言うようなお言葉を受けられこれからも益々元気でという意味で1升升、5合升組み合わせの記念品を頂かれます。今の時代升とは余り縁が有りませんが昔は米を計り、豆、麦とお百姓さんの道具として大切なものでした。(ちなみにこの升は伊勢神宮さんの側まで買いに行かれるそうです。升の裏に伊勢神宮の印が押されているとか)この行事は男性にだけに与えられたお祭りです。この方達は内祝いとして紅白の饅頭と八寸の折詰め(赤飯、お寿司)を親戚に配るのです」と話して下さいました。「大変な出資」とも・・・そう・・そしてお祝いを受けられた5人はこの夜皆で神社の社務所に泊まり朝顔を洗ったら太陽に向ってお祈りをされるそうです。私の小さい時もお正月やお地蔵盆、お祭りに記憶の有った行事が今は見かけなくなってしまっています。「八十路の祝い」の様な行事に感激です。50年後あるかなー