21世紀の会話

snack212005-03-28

京都で大きな学会が有り連日見えて下さった東京からのお客様、開店時より年に2・3回ですが忘れた頃に忘れ無い様に来て下さいます。「21世紀はよく潰さないでやっているのが感心していますよ」「偉いですね」と言って下さいました。私は「1998年にはお客様の
会社が(特に呉服関係)次々倒産。祇園に人影も減り赤字ばかり続き、大変不安に成りました」「でもね、21世紀を閉店すれば同窓生他大勢の人が21世紀に辿り付けなかった」って言われるから赤字出しても経営続行しようと決めました。そうすると気持ちが大変楽に成り発想の転換が良い方向に・・・東京から京都に出張のお客様なんかドアーを開けながら「未だやっているかー」と言いながら入ってきて下さって「行きつけの店が2軒も閉まってしまった」って。又口の悪いお客様が「俺は此処の21世紀が潰れないのが不思議でしょうがない!!」と。私もすぐさま「そう私もそう思うわ!」と大笑い致しました。数年前に新聞で「10年前には2110軒祇園にスナック・クラブが有ったのが現在980軒ほどに半減」と書かれていました。2年前にはカラオケ業者さんが調べられたら「800軒切れた」との事でした。この21世紀経営続行出来ますのはお客様がお客様を呼んで下さっているからと思います。狭い店ですので始めてのお客様同志でもお帰りに成るまでの小1時間で仲良く成って下さいますので「この店は1人でも来られますね。大阪では考えられない」と言われた方がいらっしゃいました。お隣のお席の方と知り合われ会話できたのが大変お喜びの様でした。今日の学会で来られたお客様が「僕はこの店が暇な方がイイのだけれど・・・」と言ってお帰りになりました。ゆっくりお話が出来るからですね。
   (写真は白川の桜ライトアップ式の芸・舞妓さんのそぞろ歩きの日)