特攻隊経験のお客様が

snack212008-03-16

先週木曜日暇で早くにお客様が切れて11時過ぎに今夜は12時に閉店出来ると帰り支度をしていると
京都府舞鶴市からご来店下さいました元中学校の先生神原先生。大正13年生まれのもう直ぐ84歳に
成られます。時々京都にお勉強会に(公演)来られ21世紀にお立ち寄り下さいます。先生は昭和18年に関東のC大学にご入学され学生中途で特攻隊に志願(如何出陣し何故死ぬのかの答えを自分で考えなければ成らなかった時代)試験や訓練を受けて採用されたらしいです。昭和19年に北朝鮮で特攻訓練を受けられ昭和20年に成り特攻訓練最中の昭和20年8月15日終戦に成りその年の10月に故郷、舞鶴市に帰国され又C大学に。卒業後中学校の先生に成られ15年間教えられその後事業家に転身され現在は戦争と平和を研究され故郷と京都市内で私塾を開かれ公演などされ13日には市内に来られているようです。学生時代に特攻隊に志願されて生きてお帰りに成った神原先生は私も思わず「運がお強いでしたね、生と死が紙一重の中で・・・」今まで教え子さん方(昭和15年生まれ)やお客様が満席の時とかで先生とゆっくりお話など出来た事は無かったのですが・・
今夜は私と2人だけなので生い立ちから学生時代、卒業後から教師時代、そして先生から実業家までと私生活など2時間聞かせて頂きました。2008年12月にもご来店頂きましたね・・この時も満席。
2007年5月20日の日記にも書かせて頂きました・・この時も50歳のお方の同窓会のお客様とご一緒でした。お若いお客様の中でも一緒にお話やカラオケも歌われました・・教師のお仕事をされていましたのでお若い方の中でも平気でしたのですね。戦争のお話他終わりましたらカラオケを聞かせて頂き84歳のお声とは思えない程若々しいお声でした。お住まいの近所のスナックでよく歌われているそうです。そして健康の為に晴れの日には自転車で遠出をされ、これは歩くよりイイとか・・・太股の筋肉を維持する為らしいです。朝食、昼食、夕飯は全てご飯でお味噌汁は毎日、そして奥様が健康管理され殆ど野菜のおかずばかりで「良くこれだけ野菜のおかずが出るなと思うくらい用意してくれます」と言われました。奥様の年齢もご一緒「変らないですよ」と。「しかし肉食も必要で2週間に1度はお肉を摂りますよ」「身体は何処も悪い所はない」とも。1時にお帰りでしたが京都市内に「マンション」をお持ちで勉強会の時は其処にお泊りです。この強運を「神から頂いた」と今は感謝され今ボランテイアで公演・お勉強会をされています。そして2007年10月15日に「駿河台の空は暗かった」のタイトルで本を出されました。学生時代から特攻隊を経験された事を書かれ戦争を知らない若い人たちの為に執筆されました。私も2冊買い求め読ませていただきました・・・如何しても出陣しなければ行けない時代、先生は特攻隊を選ばれたのですか・・勇気の要る決断に驚きの小説でした。「教え子さんたちは先生の84歳までの今夜私のお聞きしました事ご存知なのですか」と尋ねましたら「イイエ未だ話していません」とおっしゃいましたが、今夜の様な暇な日はこんな素晴らしい「耳学問」をさせていただけるのです。水商売とはいえ沢山お客様から教わる事いっぱいのこのお仕事は素晴らしいと何時も
々々思います。
 (用水さん!前のページの日記のコメントお久し振りに登場して頂き有難う御座いました)