初めて誂えた背広(スーツ)

snack212008-10-25

今夜のご予約は3件。16時半お店に出る用意を進めていましたら電話のベル。着物を引きずりながら電話を取るとお料理屋さんの「帆月」さんの店主さんのお声です。「ママ何処にいる?」「今まだ自宅ですねん
」「まだ自宅??今日店に寄れたら少しでも寄って下さい」急いで身支度し17時15分「帆月」さんの暖簾を潜りました。「お早うさんです」奥から「いらっしゃい!」鍵型に成ったカウンターにお二人様。一昨日21世紀にご来店頂きました新聞配達を4人の息子さんに中2の時に教育のためにさせられたY様と名古屋から来られましたK様。店主さんとこちらのお2人は高校の同窓生です。私は後輩ですがこの中に呼んで頂いた事がとても感激でした。高校で3人共「水商売」でアルバイト。「僕が一番に水商売に入って3人を引きずり込んだ」って何方かが言われましたね。早くから大人の仲間入りだから楽しい思い出がいっぱいで順に思い出話です。小説を読んでいるより実体験を話されますから私は楽しかったです。「オイ!Kよ、初めて2人で背広を誂えたなー。お前は花紺!スカイブルーやったなー。似合わんで浮いていたナー」「俺はダークグリーンで・・」私は「エツ!グリーン?」「そうこんなグリーン」ステンドグラスの花瓶を指差し「こんな色!」其れは、其れは綺麗なグリーンどしたが、チョット恥ずかしいて着るのに勇気が入りましたでしょう。水商売はバイトとして普通のサラリーマンさんの10倍くらいお給料が高おすし「背広
なんかお安いもの」しかしこのお2人さんには忘れもしない思い出なのでしょうね。お誂えでしたから「高級スーツ」でしょうね。きっと「三つ揃え」でしょう。「お前、似合わんかって、浮いてたナー」に私は高笑いどしたわ。今の年齢に成って自分でも思い出して笑ってはりますねんやろねー。この場所にずーと居とうございましたが18時の予約までに15分しか無く後ろ髪を引かれながら立ちかけた時、先輩のIさんが来られました。この方も皆さんと高校の同窓生・・・帆月さんのご主人さんは人を集めはります、本当にイイお方なんですね。小走りにお店に向いますと祇園四条通りは旅行のお方が歩けないくらいいっぱいでした。店に入るなり予約のお2人様でした。喋られるお声がイイ方は歌も声のイイ事。満員の時に歌っていただきたいですね。やがて4名様もご来店です。今夜はこちらの4人さんは静かな方ばかりなので少しお気の毒でした。「この次に其れなりの事で満足させて頂きますのでね」やがて帆月さんにお出でに成りました3人に又3人さんが合流され6人様でご来店頂きました。水商売ご経験のKさんが「手伝うよ」と言ってカウンターに入って下さり6個のグラスに手早く氷を。グラスに「たった1個」の氷しか入れて無くて・・
ウイスキーとミネラルを。(エー私はグラスに氷は3個入れます)何でか知ら!!!「Kさん氷、何で1個なん?」と聞きましたら「ウイスキーが沢山入るやろ!お酒が早よ無くなりボトルが早く空くでしょうが」いやーそんな事考えてしませんでしたわ。「成る程ねー」私は20年も経ってますのにー。まだアキマヘンわー。今度又来はった時にいっぱい教えて貰いまひょ。この方は今日名古屋からお出ででした。そういえば今夜のお客様は関東からお2人、神戸からお1人、名古屋お1人、大阪お2人、京都は10人
でした。