骨折り損のくたびれ儲け

snack212014-06-08

先月20日過ぎベランダの蜜柑の木(110センチ、20年間鉢植えも花も咲いた事なし、ましてや実なんぞ・・・)に毎年アゲハ蝶の卵を産んで1週間もすれば雀に捕られて成虫のアゲはなんぞ見た事もなし。

案の定今年も5個の卵を産み3ミリの黒い幼虫の時発見1週間もすれば脱皮して緑のグロテスクな3、5ミリに成長(4月初めに花も咲かないのでその蜜柑の木の葉っぱの太い幹を殆どハサミで切り夏らしく・・・切ってしまいました)
5月終りに外で雀のケタタマシイ囀り。「アツあげはが狙われている」と判断徒歩競争のスタートかと思うほどの立ち上がり!!
網戸の外の雀がダッシュ!又食べられたかと4匹しか居ない。下を見たら鉢の横で裏返って1匹が命拾いでした。この様にして毎年々々餌にして親子雀が育ってるわけですね。
この様な光景を見て矢張りあげはが可哀想・・・植木鉢毎部屋の中にいれました。この5匹で新芽しか残ってない葉を相当の速さで食べていきます。
えらい事!!成虫になるまで葉っぱが1枚も無くなりそう。

近所のお友達に「お蜜柑か金柑の木を植えてない?」「お花は植えているが柑橘類は植えてない」家の中に置いてお店に・・・帰宅しては5匹が揃っているか1番に数える仕事が日課になりました。
ある日「1匹」が居ません・・絨毯の上に這っています。割り箸で摘んで木に戻し毎日々々そんな事が日課に成りました。
6月4日帰宅しましたら2匹が居ない・・(逃げた?自宅内・・・イヤやなー)
緑の新芽と一緒の色をした成虫は本当に探しにくいのです・・・1ミリにも満たないアゲハの目2ツ探すのに数えても々々も数が揃わず。

餌になる葉っぱが残り6・7枚になり5日に予約を下さいました左京区のKさんに「自宅のお庭に蜜柑か金柑の木を植えてませんか?」「実にお成るものは植えてない!」Kさん「月桂樹の木なら有るよ」に「其れでいいから枝を切って持ってきてください」(アゲハの一部始終を話したら笑われたわ)

その日帰宅して着替えをするより「アゲハ様にご挨拶1・2・3匹」
月桂樹の葉を木にくくりアゲハの幼虫を割り箸で3匹とも葉に乗せましたら
ジッとして暫くしたら上の茎に登っていく・・味・香りも違うのかなー。

残りの月桂樹干して(ローリエ)カレーに入れよ。
さて次は誰に蜜柑の木をお願いしましょう・・・そう大きなお庭を持つ同期入社のK君!「お願い実はこうこう・こうでアゲハの餌がなくなったのお蜜柑の木の葉を着払いで贈ってーー」(アンタはユトリがあルンやなー俺らあげはを飼う気持ちのユトリなんか有らへんわー)(言われたわ)

ホンマ毎日々々アゲハに掛かりっきり・・・此処まできたらさなぎから蝶に変えるまで見たいシー。(しかし老婆がアゲハに夢中になってる姿も見たら恐いなー)5日にお蜜柑の葉が届きました・・・大きな夏みかんも10個入っていました。(聞けばK君ははしご掛けて雨の中木に登り切ったとか)
ホント難儀なもん抱えました・・・来年はもう絶対こんなお世話しません。
届いたお蜜柑の葉を花瓶に挿して水揚げして木に結び、アゲハを葉の上に・・・ジッとして食べない
K君に電話「食べないわ」「もう少し放っておき、店に行ってる間に食べるわ」
又、葉のない幹に上ってジッとしていました・・動かない(2匹共)
ネットで調べましたらさなぎになる前1日間は葉を食べないって。

送って貰ったその日が絶食の日。骨折り損のくたびれ儲け・・・(Kくんごめんなー)山ほど採って来てくれた夏みかんの葉っぱ捨てたら悪いから大きな花瓶に活けて有りますからね。此れで3日硬い「さなぎ」に成って2・5センチ・・・いつ成虫に成るか知らん。凡そ3週間、アゲハ蝶々に振り回されたわ(来年はもう絶対イヤ)
(写真は丸ボーズの蜜柑の木。鋭い棘だけが残っています。さなぎが2匹)